序章

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の石油利潤の独占を考えていたロシアの暗躍もあり、6月10日、ドーバー海峡で武力衝突が発生した。直ちにNATO軍により止められたが、これによりイギリスとフランスは険悪ムードに。さらにCIAがこの武力衝突にロシアが暗躍した情報をつかみ、アメリカがロシアを言及。ロシアはシラを切り、アメリカとロシアの間に緊張が走る。ここに来て連合軍に亀裂が入り始めた。 一方、東アジアは東南アジアや中国の石油の供給に切り替えていたため、あまり大きな影響は無いように思われた。しかし、2015年7月16日、中華人民共和国は石油利潤の独占を狙い、インドネシアに対し宣戦布告を行った。ASEANはこの事態を重く受け止め、南シナ海にマレーシア海軍を主格とする共同軍を派遣し、徹底抗戦の構えを示した。南シナ海戦争の勃発である。 南シナ海戦争の勃発によって東南アジアの石油を手に入れにくくなった日本は、その約75%を日中共有海上油田に頼ることになるが、7月27日に中国政府は突如、海上油田を占拠。
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