第一章

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  「桜花さんが着てるのはせーらーふくちゅーもんじゃの?」 龍馬さんが尋ねた。 セーラー服を知ってるって事はやっぱり…! 「それはあめりかちゅー国が船の上で着ちょった制服じゃ!」 …龍馬さん、ちょっと違います。 やっぱりこう話してると時代が違うってひしひしと感じる。 「未来から来たって事はこれから日本がどうなってくか知ってるって事か?」 ずっと黙ってた以蔵がふいに会話に入ってきた。 これからの日本? 明日何が起こるかとか? 「わかんないわかんない! 私日本史苦手だったし、そんなめっちゃ有名!ってやつしかわかんない!」 「…やっぱりお前はぽんこつだったな」 むか、またぽんこつって言った。 .
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