SPACE IN THE GRain

始まりの刻

民法 第六百九十七条
「殺合民及び減民法」

民法の一つ。

六億の人口を超えた我が国で、差別問題や食糧難、地方自治の混乱などが起こるなか、人口を少しでも減らすため、350万人を対象に「SPACE IN THE GRAIN」という殺し合いのゲームをしてもらい、増加する日本国の人口に終止符を打とうという主旨の内容の法律。

最終的には勝ち残った一人だけとなり、優勝者にはある特権をつけられるという。

日本国民の中から無作為に選んだ350万人には、20日以内に、差出人が「国」と書かれた黒い封筒が届く。その封筒の中にはある住所が書かれてあり、六日以内に指定されたその場所へと向かわねばならない。向かわなかった場合「法律を破った」とし、何らかの組織に連行されるという。

この文を読んでいるあなたが「SPACE IN THE GRAIN」の参加者となったならば、是非ご健闘を願おう。