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「谷先 洸だ!」
わざわざ次のページまで延ばすなって?
やってみたかったんだ!
すまん!
と大声で自分の名前を叫んでいると
「洸、あんた・・・」
茜がまるで痛い子を見るような目でみてくる。
やめて!そんな目で見ないで!
とりあえず茜の視線から逃れるためにも、部屋をでて一階のリビングに向かう。
「あっちょっと待ちなさいよ!」
と言って茜もついてくる。
今、家には俺と姉貴と二人で暮らしている。
理由は両親共に海外で働いているからだ。ここ五年は帰ってきてない。
生活費は毎月振り込まれているし、姉貴も働いてるし金に困りはない。両親も元気にやっているようだから心配はなさそうだ。
とりあえず階段を降りてリビングに向かう。リビングのドアを開けて入ると続いて茜も入ってくる。
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