アノヒノコト

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平岡伸也(ヒラオカシンヤ) コイツがなにもかもをめちゃくちゃにした コイツさえいなければ─── 私の親友は… (ガラガラガラ…) 突然教室のドアがキビキビと古かしい音をたてながら開いた (ざわざわ) 教室はざわついた 見知らぬ女の子が入ってきた その女の子は喋り出しこう言った 「裏野優紀(ウラノユウキ)よろしく」 裏野優紀? どこかで聞いた事のある名前だった でも今は思い出せない あまりにも唐突に自己紹介をされたものだから そして私は把握した 裏野優紀が 転校生なのだと
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