アノヒノコト

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可哀相な事に 裏野優紀は あの最悪な 平岡伸也の隣の席だということが判明した きっと裏野優紀はすぐに平岡伸也にイジメを受ける事になるだろう 可哀相だと周りの誰もが思った だが誰も何も言えなかった 先生も何故あんな奴の隣にしたのだろうと私は心底悪く思った 私は気になって 先生に尋ねた。 「何故、裏野優紀を平岡伸也の隣にしたんですか?」 「それは…」 「先生も知ってますよね?平岡伸也…あいつは私の─」 「違う」 「…え?」 「先生もなるべく隣にしないようにしてたのよ」 「…じゃあ何で…!」 「裏野さんが…」 「裏野優紀が?なんですか」 「裏野さんが隣になると言ったのよ」 「………!」
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