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「まぁまぁまぁ、お2人さん。落ち着くんだぜぃ」
仕方なく
2人の間に入って仲介に入る
ったく…
2人とも不器用だぜぃ…
「なんであんたが私に指図するのよ…放っておいてよ」
はぁ…
もうそろそろ限界だな
善孝はそう判断すると
なにか言おうとしていた
大上の口を押さえた
「2人とも不器用すぎたぜ?よぉくかんがえるんだぜぃ。上っちはなぜ止めるんだ?」
「復讐で人を殺しても何も返ってなんか来ない。ただ自分の傷を広げちまうだけだ」
「それが上っちの本音だな?」
「おぅ!」
大上は自分は間違っていないと
言わんばかりに胸を張っていた
だから…上っちは無神経なんだぜぃ……
「で、逢っち。反論は?」
「誰が殺すなんて入ったのよ?倒すだけよ…私はただ事件の真相を犯人の口から直接聞き出して、そして……犯人にしっかり償ってほしいだけよ!!!」
「!!!!」
大上はそうだったのか!?
という表情で驚いていた
「わかった?それが私の復讐よ…だから放っておいて」
これで話は終わりと
琴梨は制服のスカートを絞り
部屋から出て行こうとした
「はい、ストーーープッだぜぃ!」
善孝は出口を手でふさいで
琴梨を止めた
「何よ、善孝…」
「ちょっと待つんだぜぃ、逢っち。まだ話し合いはまだ終わってないんだぜぃ」
こっちは一人で抱え込みすぎたぜぃ…
「今の話しを聞いた客観的な意見を言うと、上っちはやや無神経かもしれないが、逢っちを危険な目に遭わせたくないんだぜぃ。そして、逢っちは復讐の妨害をして欲しくないんだぜぃ」
2人はそれに異論はしなかった
それが2人の本心だから
「よし、なら決まりだぜぃ」
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