episode.3 覚醒

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  「まぁまぁまぁ、お2人さん。落ち着くんだぜぃ」   仕方なく 2人の間に入って仲介に入る     ったく… 2人とも不器用だぜぃ…     「なんであんたが私に指図するのよ…放っておいてよ」     はぁ… もうそろそろ限界だな 善孝はそう判断すると なにか言おうとしていた 大上の口を押さえた     「2人とも不器用すぎたぜ?よぉくかんがえるんだぜぃ。上っちはなぜ止めるんだ?」   「復讐で人を殺しても何も返ってなんか来ない。ただ自分の傷を広げちまうだけだ」   「それが上っちの本音だな?」   「おぅ!」   大上は自分は間違っていないと 言わんばかりに胸を張っていた   だから…上っちは無神経なんだぜぃ……     「で、逢っち。反論は?」   「誰が殺すなんて入ったのよ?倒すだけよ…私はただ事件の真相を犯人の口から直接聞き出して、そして……犯人にしっかり償ってほしいだけよ!!!」   「!!!!」 大上はそうだったのか!? という表情で驚いていた     「わかった?それが私の復讐よ…だから放っておいて」     これで話は終わりと 琴梨は制服のスカートを絞り 部屋から出て行こうとした   「はい、ストーーープッだぜぃ!」     善孝は出口を手でふさいで 琴梨を止めた     「何よ、善孝…」   「ちょっと待つんだぜぃ、逢っち。まだ話し合いはまだ終わってないんだぜぃ」     こっちは一人で抱え込みすぎたぜぃ…     「今の話しを聞いた客観的な意見を言うと、上っちはやや無神経かもしれないが、逢っちを危険な目に遭わせたくないんだぜぃ。そして、逢っちは復讐の妨害をして欲しくないんだぜぃ」     2人はそれに異論はしなかった それが2人の本心だから     「よし、なら決まりだぜぃ」
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