鏡の国

2/4
前へ
/134ページ
次へ
「……鏡の、国?」 なに……?そのメルヘンチックな名前。 え、国?日本じゃないの? でも鏡って日本語だし…… 混乱している私に、おばあさんは続ける。 「そう、あやめのいた世界とは少し、別の場所にあるんだよ」 「どういうこと……?私バイト……えっ?」 全く訳が分からない。 「ずっとそばにいたんだけどね、出会わなければならなくなったんだよ」 おばあさんが何を言っているか分からない。 とりあえずここは日本ではないらしい。 地球でもないなんてことは…… 考えれば考えるほど分からなくなる。 そして、不安が一気に広がる。
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加