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「暇だな。」
ポツリと呟いた、その声を拾ってくれる人は
・・・・・・まだ、居ない。
人は居るのだけどね。
「・・・・姉さん・・・・・・巡回の時間。」
人形の様な表情に少ない言葉。
私が拾って来た子、朔夜。
それと、あまり近くに来ない朱希。
私は頷きながら、まだ光が来ない夜に身を任せながら、静かに仕事をこなすだけ。
「・・・・今日は大勢ね。」
帝国で命令されただけの騎士達。
国境を越えてくると言うのなら、私が消して上げる。
私達の居場所をまた奪うなら、貴方達を壊してあげる。
それが私。・・・・管理者であり・・・・・・殺戮自動人形の宿命だから。
人に成れない、ただ壊すだけの人形なのよ。
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