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何だ?また、人が来たと思えば、斬り始めていて
「姉さん、早かったんですね?」
「そりゃね。良い条件だし、久々に光祈と黒楼を使いたいし。」
手には黒と白の柄が特徴の細長い短刀を構えていて
「援護、して頂戴な--朔夜?」
楽しげな笑みが冷たいものに変わる。
俺は寒気がし、静かな殺気を受けた気がした。
「解った、姉さん。」
そう言うと、ホルスターから双銃を取り出す。
「・・・・ヒィィ!!管理者だ。・・・・掛かれ!!」
隊長ぽい奴が言ってるけど、へっぽこ過ぎる。
「そんなんじゃ、生きられないよ?」
感情を込めない瞳で尋ねられても、困ると俺は思う。
「大丈夫。送り返す事などしないから、安心して眠りなさい。--開光闇楼。」
その瞬間、周りが輝いたと思えば、黒色の桜の花弁が相手を沈めていった。
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