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「馬鹿ヤロウ!!また間違えてんじゃねぇか!!やる気無ぇのかテメェはよぉ!!」
今日も響くなぁ課長の怒声…
そんな他人事のように考えながら深々と頭を下げる
『すいません!次は気をつけます!』
「次があると思って仕事してんじゃねぇ!!ったく…もういい!行け!!」
『申し訳ありませんでした!!』
…少し前までこんなじゃ無かったのになぁ…
席に戻ると横から軽口が飛んできた
「またかいな?お前絶対何かしたろ?」
ニヤニヤしながらからかう同僚にイラッ!としつつ本気で原因を考える
『…思いつかん…お前心当たり無い?』
本当に何も浮かばないので同僚に問いかける
「課長のハゲ!とか、課長臭ぇよ!とか、そんな課長に抱かれたい!!とか叫んでたの聞かれたんじゃね?」
『捏造するな。そもそも悪口何か言うだけ無意味、無駄な事はしない主義なの知ってるっしょ』
「それが原因でフラレた癖に」
『…そうなんだよなぁ…』
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