御主人

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家事を終え、腰を下ろすも辛そうな御主人 ひとまず傍で見つめてみる そっと撫でてくれる御主人 「…あれ?元親ご飯残してるよ?何か変なご飯あげ…いつものだよねぇ……そっかぁ、心配かけちゃったよね…」 少しでも元気になってくれればと膝に乗ってみる 撫でながら語る御主人 「…ちょっと人間関係で疲れちゃってさ…難しいね…真面目に頑張りたいだけなのにね…」 よくわからないが御主人の目に涙… 何か出来ないか何か出来ないか… …あっ!あれならどうだろう!? 「…どした?元親?」 私は膝から飛び降り、部屋の隅に落ちてるビニール袋に突進する 上半身だけ入ったところで御主人の方を向き『ナァ~ン♪』と鳴いた 「…プッ…クッ…」 不思議そうに眺めていた御主人が口元を押さえ顔を背ける 私はそのまま御主人の傍に駆け寄りもう一度『ナァ~ン♪』と鳴く 「…クッ…フッ…あははははっ!」 よし!嬉しさあまってビニール被ったまま御主人に擦りよる 「フフッ…元親小さい頃によくビニール入ってもがいてたよねぇ…前はスッポリ収まってたのに…大きくなったね」
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