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カノンの言葉にしばらく黙っていた少女だったが、観念したようにその重い口を開いた。
「・・・私が通うことになる学校、二人一組が原則なの。でも私みたいなよそ者と組もうと思う人なんて居るわけがないし、組んだとしてもいじめられそうで・・・。そこに、異世界の話と、アナザーって魔法を知って、他の世界の人と組めば、と思って・・・」
「で、予想以上に魔力が必要で、なかなか効果がないから、苛立ててたわけか」
カノンの言葉に、少女は黙って頷く。
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