ああ、あんたらとは魔法の使い方が違うみたいだ

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「魔法」という概念が存在する、とある世界のとある一国。その国のとある学園の首席、カノン・バッドドッグ。つり上がった目に整った顔立ち、15という幼さがわずかに残る年齢ながらその辺の大人よりも大人のように映る、いわゆるイケメンである。そんな彼は非常に稀有なセンスをもって生まれた、「天才」でもある。 「カノンさん、また女子からラブレターですよ」 「目の前で破り捨ててこい。口から伝えたもの以外はどんな言葉も聞き入れないとな」 そして、類い稀なるドSでもある。 「まったく、カノンは相変わらずモテるねぇ。端から見たらその辺の政治家より風格あるし、当然かもしんないけどさ」 そういって薄く笑みを浮かべるのは、カノンの幼馴染みdもあり、先輩でもあるティガ・リア。彼もまた非常に優秀な人間である。 しかし、カノンと比べると、その優秀さが霞がかってみえてしまう。
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