敗北からの道

5/5
前へ
/20ページ
次へ
またもや落ちてきた隕石。 巨大なクレーターができた。 「まて、昨日と一緒のパターンじゃね!」 と思った奴は帰れ。 一平「ぐっ…またオムツか…?」 一平がみたさきには巨大なクレーターの中心に普通の容器が刺さっていた。 一平「なんだアレ?」 一平は目を懲らし、よく見てみた。 それは紛れもない〝アレ〟だった。 〝哺乳瓶〟 中には粉ミルクが入っているのかたぷたぷ鳴っていた。 一平「オムツの次には哺乳瓶かよ…やっぱあいつ赤ちゃんだな。」 一平が呆れて振り返った瞬間、小さな音が聞こえた。 「タス…タスケッ…ブッ」 一平「?」 一平が見たさきには哺乳瓶が確かに蠢いていた。 楓太「タスケテ…」 哺乳瓶の粉ミルクで溺れていたのは楓太だった。 一平「…」 楓太「いいから…ブッ…タスケ…ブッ…ろ!」 一平「無理」 一平はクレーターをあとにした。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加