43522人が本棚に入れています
本棚に追加
まだ、頭の中がぐちゃぐちゃで何も考えられない。
「大丈夫か?」
その声でやっと飛んでいった意識が戻ってきた。
「あ、部長。お恥ずかしいところをお見せしてすみません。では、失礼します」
深々と頭を下げ、部長の顔を見ることも出来ないままマンションに入った。
こんなみっともない顔見せられない。
部長にこんな姿見られるなんて。
こんなことなら今日も残業のほうがよかった。
珍しく早く帰れたって全然いいことなんてない。
早く部屋に帰りたい。
1人になりたい。
.
最初のコメントを投稿しよう!