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「桜、聞いてんの?」
「へ?ごめん、聞いてなかった」
「はぁー、あんた今日どしたの?
ずーっとボケッとしてぇ」
「……ん、何でもない。」
「そっ。桜が居なかったから男から
超ブーイングだったんだから。」
「……ごめん。」
「桜可愛いからさ、みんなから人気で」
「はぁ、あたしが人気なわけ無いし。」
昨日の事、祐樹どう思ったかな?
きっと、族入ってるの気づいただろな。
――ガラッ
「さくらっ!!」
「…ゆ、祐樹!?」
教室のドアが勢いよく開いたかと思うと
そこには祐樹が立っていた。
「何あれ、桜の彼氏?」
「ち、違うし。」
「おい、桜ちょっとこい。」
「ちょっ、痛い…」
あたしは祐樹に手首を掴まれ
強制的に連れてこられた。
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