第壱話 高嶺高校文化祭

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 1年6組  俺が着替えから帰ってくると、クラスの全員が集まっていた。  黒板の前に貴族姿の蒼真が立っている。 「絶対に成功させるぞ!」『おぉぉぉ』  蒼真の一言でクラス中が盛り上がった。 「俺が、文化祭か」  俺は一人呟く。  今は学校に来るのが、結衣や蒼真、刹那と神宮寺、それと葵と葉月がいるから楽しいしな。 「昔の俺じゃ考えられなかったな」 「どうしたの、薫?ボーとして」 考え事をしていた俺が心配なのか、結衣が話しかけてきた 「いや、結衣って背、ちっちゃいなと思ってさ」 「なっ」 結衣の顔がどんどん紅くなっていく。 「ちっちゃい言わない・・・胸はおっきいもん」  あら、あまり怒られなかった。 結衣は身長153cmのショートヘアー、スリーサイズは分かんないけど、他人よりは胸が目立ってるから、確かに胸はあるよな?
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