第壱話 高嶺高校文化祭

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 ある日の帰り道に結衣と歩いていたら、後から結衣を呼ぶ声がした。 「ゆいぴょん」 「結衣ちゃん」  後ろを振り向くと、160cm位の少女が2人、こちらに向かって走っていた。 「あ、葉月ちゃん、葵ちゃん」  3人は仲良く話始めたので、1人で帰ろうとした時に、 「あなたも、一緒に帰ろうよ。」 「いや、俺は・・・」 「紹介するね薫。こっちが静宮葉月ちゃんで、こっちが妹の静宮葵ちゃん」  顔が瓜二つだ。 「見分けつかねぇ~」  素の気持ちが出てしまった。マズイかな? 姉妹のどちらか分からないが、片方が今にも怒り出しそうな雰囲気だ 「髪が長いのが私、静宮葉月よ。よろしく」 「私が、静宮葵です。よろしくお願いします」
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