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「君に・・・教えてあげたい。伝えたい・・・。」
寺島は優しい口調で言った。
「物事を喜ぶ事、物事を悲しむ事、そう・・・。感情だ・・・。
嬉しさ、楽しさ、悔しさ、悲しさ・・・。時には辛いこともあるけれど・・・ ホントに・・・ とっても素敵なことだから・・・。」
「理解デキマセン。」
リンはやはり感情のない声で返事をしてくる・・・
これは声というよりも、音といった方が正しいのかもしれない。
「だろうね。でも いつか―――。」
「―――きっと“奇跡”が起こるよ・・・きっと・・・。」
・・・。ハカセハ、ソウ言ッテ笑ッタ・・・。
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