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―――――――――――
大通りの一角
細い路地でそれは起こった
ただひたすらに殴られ既に気絶している2人の不良
そして残り1人の不良に近づく男
「み、見逃してくれよ!な、頼むよ!」
「…。」
ただ無言で相手の胸倉を掴み持ち上げる
「俺が何したっていいうんだよ!離せ!」
「人の夢を笑ったな?」
グッと腕を限界まで後ろに引く
「それだけじゃないかよ!」
「人の夢を笑う奴は許さない」
そして一発殴る
「叶う夢でも叶わない夢でも…ただ俺の夢は叶わないもの」
止めの一発
「俺の夢は『人を殴らない』こと」
止めの一発
その後不良は動かなくなり、地面に崩れ落ちた
「お、俺は…何を?」
その場で震えだし膝から崩れ落ちていった
「また…『あいつが』やったのか…」
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