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コウタside
南十字学園 1年1組教室
俺とタクト、スガタ、ワコ、ルリは皆一緒のクラスとなっている。
つっても、席が近いのはタクトだけで他は廊下側の方へ追いやられてしまった。
一応、席はタクトの隣だ。
コウタ「これから1年間、よろしくなタクト👍」
タクト「オッケー👍」
こうして俺とタクトは席に就いた。
ふと、何の気なしに周りを見てみた。
……楽しそうな雰囲気のクラスでよかったぜ✨
タクト「てえっええぇぇぇえ⁉」
そう思っていたのも束の間、周りを見ていた俺の隣でタクトが騒ぎ出した。
どうしたのかと声の方を向けば……
カナコ「あら、どうかしたの?タクトくんにコウタくん?」
……タクトの後ろの席にいる……確かカナコだったか?が男子とキッスをしていた。まぁ~『ガラス越し』だが💧
コウタ「ははは……(^_^;)
彼氏なのか?」
カナコ「ううん。知らない子✨」
ガタッ!
俺が苦笑いして訊くと、予想外の答えが帰ってきたため机に乗せていた右腕がずっこけてしまった。
彼氏じゃないって……💧
タクト「ははは……彼氏じゃないのね💧」
タクトも同じ気持ちなのか、瞳があらぬ方向を向いていた。
や、ヤバイな💧
そうすると……
??「良くない遊びだと思います。」
……タクトの前に座っていた女子が話し掛けてきた。
カナコ「あらお堅いのね、決まったばかりの委員長さんは。
良いじゃない、別にガラス越しのキスぐらい✨」
ははは……(^_^;)
流石に呆れてしまった。
俺が元の座り方に戻すと、カナコがタクトと俺を見てきた。
何か嫌な予感がするぞ~💧
カナコ「ねぇ?ツナシ・タクトくんとカスガ・コウタくんよね?
私(わたくし)、ワタナベ・カナコ。お近づきになれて嬉しい🎵✨」
そう言うと、カナコは前のめりになった。しかも俺の方を向いて❗💧
カナコ「コウタくんはガラス越し、有りな人?」
コウタ「いや無しだ。」
カナコ「即答⁉ちょっと驚いたわね💧」
カナコの問いかけに即答で答えたが、何か知らないが驚かれてしまった。
何か悪かったか?
そうするとカナコはタクトの方を向いて、俺にした質問と同じ質問をした。
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