陽光

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眩しくて、 目を閉じた。 焼き付けるような 太陽の光が、 私を射る。 太陽の光は、 この身にはあまりにも あたたかすぎて。 あまりにも、優しすぎて。 私は 目を背けてばかりだった。 どんなことがあっても、 私は私のままで。 生きる場所を、 光か闇か、選べるならば。 私は光の世界で 生きていきたい。 未だ太陽は、 私を射すだろう。 強く、強く、 私を射すだろう。 でも、青い空の下。 生きていけるのなら、 私は私を信じたい。 輝く、あの場所まで 行けるのなら、 夢焦がれていた場所まで 行けるのなら。 どんな痛さも、 どんな辛さも、 振り切っていける。 私は私を信じてるから。 光の先へ、進んでいける。
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