みく、ゆう。

1/1

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ

みく、ゆう。

携帯もどりました。 しかし、言わなくてはいけないことがあります。 彼に、二人のことを言いました。 返ってきたのは、最悪な状況でした。 彼は認めてはくれませんでした。 ちょっと裏切られた気分だと言われました。 このまま彼女達と関わるなら、俺はお前がどこかに出かけるとき、携帯をいじるとき、すべてで疑ってしまう。 束縛なのは理解している、でも、こればかりは譲れない。 俺は、彼女達とは関わってほしくない。 そんなふうに言われてしまった。 二人のアドも消されてしまったので、ここでしか言えないことを申し訳ないと思っている。 それに、彼に理解させることができなくて、ごめん。 これからも、内緒で関わることはできるかもしれないが、いつかばれたとき、彼はもっと傷つくだろう。 一生私を信じてはくれないだろう。 大好きな友達。 たった二人の友達だったけど。 たった一人の男を、優先してしまう私を許さないでください。 私は、彼が死んだら死にます。 彼も、私が死んだら死にます。 私はたった一人の男に、すべての人生を捧げる、責任と約束をおっています。 私には彼を受け入れる、責任があり、好意があります。 友人より、恋人を優先する私に、友達をもつ資格はありません。 いや、資格というより、私自身必要と思えません。 二人が大好きでした。 過ごした日々は幸せでした。 楽しかった。 ありがとう。 ごめんなさい。 二人がいつまでも、一緒にいれますように。 …こんなことになるなら、私からメールなんてしなきゃよかったね…ごめんなさい。 すべて私を責めてかまわない。 彼は、悪くない。 さようなら。 さようなら。 さようなら。 生まれ変わったら、また会えたらいいな。 そのときは、狂った私じゃありませんように。 ばいばい。 みく。 由。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加