バカ

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……昼休み、学校の屋上にて 「あんたに1ミリの興味ない上に、正直うざいから大っ嫌いだけど、顔がいいから好きになれる可能性があるから、手を繋いだり、キスするのはおろか名前を呼ぶ事も許さないけど、俺と付き合ってくれ!!」 「ふざけんな!!」 《バチーン!!》 俺は山口 浩二。 神無月学園高校2年生、16歳。 ただいま女の子にフラれてビンタされました。 「なんで!?俺イケメンじゃん!?なんでOKしてくれないの!?」 俺はぶっちゃけイケメンだ。 身長178cmでスタイルもいい。 髪は黒髪で、 前髪が目にかかる位の長さの無造作ヘア。 ドコからどう見てもイケメンだ。 欠点なんかない。 ナルシスト?・・・知らね。 「その告白でよくOKしてもらえると思ったわね!?」 《バチーン!!》 と俺の顔が浮き上がるほどのビンタをして 女の子(名前覚えてねぇ)はして屋上から出ていった。 ・ ・ ・ 「痛って~やっばダメか~」 「ダメに決まってんだろ?」 物陰に隠れていた男が姿を現す 「大っ嫌い宣言までされてOKするやつは頭がイってるくらいだっつーの。」 「だって本当の事だもん」「じゃあ告白すんなよ・・・」 富山 直樹(トヤマ ナオキ)、俺の親友。 コイツもまたイケメンで身長は178cm 髪は茶髪で程よい長さで真っ直ぐに下ろしている。 ちなみに学年一頭がよく運動神経もいい完璧人間。 「そういうば浩二!5時間目の体育女子はバレーボールらしいぞ!!」 「だからどうした?」 あとコイツは・・・ 「体育サボって一緒に女子の揺れるおっぱいを見学しに行こうぜ!!」 変態である。 「よっしゃ!じゃあさっさと飯食って体育倉庫に隠れとこうぜ!!」 そして俺も変態だ。 いや、変態という名の紳士だ。
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