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東山村霊園からタクシーに乗り桐生はひとまず神室町へと向かう。
(ひとまず、伊達さんに聞いてみるか、セレナへ行こう)
「お客様、どこまで行きます?」
タクシーの運転手がニコニコしながら聞いてきた。
「神室町入口前まで頼む」
と返すと、颯爽と動き出す。
だが10分ぐらいして急にタクシーが止まる。
「どうした?急ぎなんだ」
「すいません、今日路面が凍結してましてね、事故が起きたみたいでして」
(困ったな、とりあえず伊達さんに電話でもしてみるか)
桐生は携帯電話に登録されている伊達の番号に電話をかける。
『プルルルル、お客様のおかけになった電話番号は電波の届かない場所にいるか、電源が入ってないためかかりません』
と繋がらず、仕方なく待つこと30分、タクシーは動き出し、神室町へと着く。
桐生はセレナへと向かった。
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