一章 「弟分」

6/6
前へ
/6ページ
次へ
《ガシャッ》 「ん? おかえり花ちゃん」 とソファーに寝そべる秋山。 「ただいま社長、お客様お見えですよ!」 お客さん?!とびっくりして顔に被せた雑誌を机に投げ、焦る。 「えっ、あ、、、桐生さん?! 」 「久しぶりだな、秋山」 「いやー、ちょうどいいって言っていいんですかねー、、まーちょうどいいんでしょうけど、あなたを探してる方がいるんですよ、これから来るんでちょうど手間が省けた」 「誰だ、それは?」 「それが、、桐生さん、びっくりすると思いますよ?」 《ガシャッ》 『秋山さん、わかりましたか?、、って、アニキ!?」 「!? どうなってるんだ、、」 そこにいたのは死んだはずのシンジだった。 「シンジ、、なのか?」 「はい、シンジには間違いないですがシンジは死にました。」 「じゃあ貴様は、、」 「いつもアニキといたシンジです、双子の兄の」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加