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楓様へ
今回のご利用誠にありがとうございます。
つきましては貴方の寿命が無くなりましたのでお命を貰いに参ります。
残り 3日です
パソコンで打ったような文字が書かれていた。
「なんだよ…これ?」
呆然と立ち尽くし紙を見る修二。
噂は本当だった。どんな願いでも叶う魔法の番号―。表では幸せたっぷりの話だが、裏の噂は電話した奴は寿命が縮むという死の噂だった。
楓はその番号に電話をして俺と付き合えるようにお願いしたんだ。多分…その願いをした時間で楓の寿命は決まったんだ。
「楓を殺した奴等を俺は許さない」
と修二は呟き楓の亡骸と共に姿を消した。
そして願いの叶う番号の噂は確実に広まっていった。
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