クライマックス

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  ***    幾多の罠を抜け、数多の敵を薙ぎ払い、ようやく魔王の部屋に辿り着いた。 「あたしに開けられない鍵は無いわ。あんたみたいな筋肉バカには無理でしょうけど」 「うるさいぞ、エリィ。オレが助けなかったら、さっき岩に潰されてたくせに!」  軽口を叩きながら意気揚々と扉を開けたその二人は、既に物言わぬ肉塊となっている。  
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