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聖火は僕の様子を見てしばらく腹を抱えて笑っていたがやがて目尻の涙を拭きながら、
「つまり君はこの施設から逃げ出したイカタコ星人に寄生され、一体化してしまったんだ。ボクの言うこと分かる?」
聖火はボクっ娘だ。僕は触手をうねうねさせたまま頷く。
「いい子だね。つまり君は今人外の力を手に入れてしまった訳だ。もはや君は人間ではない……触手人間だよ」
僕は衝撃の余りその場に崩れ落ちる。
触手で頭を抱え、身体を震わせる。
そんな……触手人間なんて、そんな、そんなの……。
「まあそんなに気を落とさないでよ。君にはやってほしいことが沢山あるんだから」
口元に手を押さえたまま僕の肩を叩いた聖火が異変に気付く。
「……………………うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。
うへへへへへへへへへェ!!」
「キャッ!」
僕は無防備に近づいてきた聖火を触手で絡め取った。聖火は突然のことに抵抗する間もなく宙に浮かぶ。
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