幼なじみと毛深様と骸骨と補導少年

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 世の少年よ、触手ものは好きかね? 触手にいいようになぶられ、慰み者となる少女はどう思うかね?  僕は好きだ、ああ愛してるともさ。  そんな少年に朗報だ。僕は今触手を持っている。昨晩はコントロールできなかったこいつも今や完全に僕の身体の一部。  今や触手を絡め合わせて複雑に擬態させ、人間の手のように扱えるようになった。 「さて……」  時刻はまだ六時五十分。昨日パクっ…………拾った『女子中学生妻みはる!?』を使って一仕事── 「千ちゃん朝だよ、起きてるぅ?」  不粋な声が僕の意識をうら若き幼な妻みはると右手から、扉に移させる。 「や……何やってるの千ちゃん!」  声の主は恥ずかしそうに手で目を隠す。高くて可愛らしい、天使のような声だ。  さて、世の少年に再び尋ねたい。  幼なじみは好きかな? 毎朝起こしに来て、手作りの弁当を作ってくれて、仄かな好意を自分に寄せてくれる……。  僕は嫌いだ。原因は今入ってきたコイツ。 「ちょっと千ちゃん、とりあえずズボン履いてよ……」  そう、仁王立ちになった僕の一点から涙目で目を逸らすコイツが原因なのだ。
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