訪問者

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成瀬side ‥おかしいな 今日から僕のアシスタントが来ると言ってたはずなのに 正直、僕は一人でも出来るんでアシスタントなんていらないのだけれど 僕の知り合いの人に頼まれて 引き受ける事にした。 まさか…初日から遅刻? どんな根性の人なんだろう そう思っていると 突然扉が勢いよく開いた。 「っはぁ、すいません!遅れました!」 入ってきたのは いかにも爽やか!という感じの男性。 もしかしてこの人が… 「…田村、勝弘さん?」 「あ!はい!大野行政事務所から来ました、田村勝弘です!」 想像と違う人の登場に少し驚いた。 だって、あの人が僕に 頭を下げてまで仕事させるように頼んだんだから もう少し、出来ない感じの人なのかと思えば、 ピシッとネクタイをしており 若いわりに、きちんと出来そうな感じの人だ。 「…えっと…成瀬、領です」 「よろしくお願いします!」 そう言って ニッコリと笑顔をこちらに向けた彼。 -ドキン なんだろう、この胸のときめきは… …ー僕は彼を好きになってしまった?  
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