小さな栗鼠

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しばらく馬鹿と秀さんが 遊んでいると、駿くんがやって来た。 「…おはよ」 「おはよっ、まつしゅん!」 あ、駿くん固まった。 そりゃそうでしょうね 目の前に小さな子供がいるんだもん。 「え、これ、秀くん?」 「そうみたいですよ」 「なんで急に小さく……?」 「それが分かんないですよね…俺も朝来たら、小さくなった秀さんが来てたんで」 駿くんは ふーん、そっか なんて言った後、小さくなった秀さんの頭を優しく撫でていた。 …ちょっと気に入らない。 「…おーおはよ」 「青野さんおはようございます」 「あ!ともくんおはゆっ」 舌足らずな喋り方で 青野さんに挨拶をする秀さん。 「おー可愛いな~しゅーくん」 「ともくんのほーが、かあいいよ?」 …いや、おじさんより  可愛いです! 「あ!秀ちゃんバナナ食べる?」 「う?たべりゅたべりゅ!」 バナナだと!? えっ!あっちの!? 俺のも秀さんに食べさせた事ないのに!← 阻止しなければっ 「ちょっ、まっ」 って…あ、そっちのバナナか… 「うん、おいしっ」 「牛乳もあるぞ?」 「おー、のむのむ」 そう言って ごくごく牛乳を飲む秀さん。 牛乳が少し口からこぼれて… うん、あの… 「「「「超エロいね」」」」  
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