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暫くすると
隣から上機嫌に鼻歌が聞こえてきた。
「…かーず、まだ?」
「んふっ、もう少しですよ」
どこ行ってんだろうなー…
結構進んだと思うんだけど…
「はい、到着!」
そう言って
やっと俺の目隠しを取ってくれた。
「…ん、あ!!ここ!」
ここ…今日の収録でやってた…
「…夜景が一番綺麗な所」
「気にいった?」
そりゃ…
「も、もちろん!嬉しい、ありがとう」
「ね、秀さん…
これから先きっと、辛い事沢山あると思う、だけどずっと一緒に居てくれますか?」
その台詞と共に渡されたのは
指輪だった。
ヤバい…
涙、が…
「か、ず…ありがとう…グスッ」
「もー泣かないでくださいよ」
そう言って
俺の涙を拭いてくれた。
「…で、返事…聞きたいんすけど」
「うん、お、俺で良ければ…これからもよろしくお願いします//」
「まじ!?ぃやったー!もう離さないからね!」
「俺だって…別れたいって言っても別れないから!」
ふと、和を見たら
たまたま視線があった。
そしてどちらともなく
キスをした。
(夜景綺麗だね~)
(いや、秀さんの方が…)
(ばっ//馬鹿和!//)
えんど
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