荻原少年の一日②

3/21
前へ
/220ページ
次へ
でも、すごい力を手にいれた割に、僕はしょうもないイタズラしかしていないような気がする。 もっと大きなことがしたい。 そう思い始めるのに時間はかからなかった。 「でも何をしよう……」 自宅に戻り、自分の部屋のベッドに寝転がりながら僕は呟く。 お菓子を盗んだり、チョークでイタズラをするような小さなことじゃない。 もっとすごいこと……
/220ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1073人が本棚に入れています
本棚に追加