荻原少年の一日①

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下校を告げるチャイムが鳴り響く。 僕の名前は荻原冬夜(オギハラトウヤ)、小学校三年生。 どこにでもいる普通の小学生に見える。 でも見えるだけ。 ある日、僕はとんでもない力を手にした。 世間でそれは異能力と呼ばれているらしい。 ……そんなことはどうでもいい。 大事なのは、僕がその力を手にしたという事実だけだ。 よし、画面の前の愚鈍なお前ら。 僕の力を見せてやろう。
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