荻原少年の一日①

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僕の小学校を出てすぐ近くの住宅街。 そこにある古びた駄菓子屋。 おばあさんが一人きりで切り盛りしているその店は、学校帰りの子供以外は寄り付かない。 そこに、僕は立ち寄る。 「あら、いらっしゃい」 僕の顔を見ると、おばあさんはにっこりと笑う。 ふふふ、これから僕がすることに、このおばあさんは気付かないぞ。
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