‐秋‐偽りの恋の契約

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「おい!京哉。なんかつまらなくないか……学校」 友達の謙一(けんいち)がつまらなそうに机に寄りかかりながら俺に言う。 「まぁね。面白いことないかね」 そう友達の謙一にいっているのが俺である。 佐藤 京哉(さとう きょうや) 16歳の高校2年。 身長は、178センチ。 女子にもモテたことのない、ダサダサな男子である。 謙一といっしょにだらけていると、担任の男性の先生が話かけてきた。 「お前らそんなだらけてないで、シャキッとしろよ!」 「いや、だって先生。やることもないのにやる気出せっていうのが無理あるぜ~なぁ、京哉」 「まぁな~」 謙一の問いに、かったるそうに応えた。
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