‐秋‐偽りの恋の契約

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「ふざけるな!勝手なことばかり言ってるんじゃねぇよ!」 彼氏であろう男子の怒鳴り声が聞こえた。 俺は気になり、図書室の扉から手を離し声のした方へ静かに見に行くことにした。 近づいて行き、本棚の隅から覗いて見るとそこには男子が女子を壁に追い込んでいた。 よく見てみると女子の右の頬が赤くなり、目から涙を流していた。 これは………ヤバい展開…………だよな。 明らかに。 けど、俺が出ていってもなんて言ったらいいか分からないし。 俺は悩みに悩んでいた。
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