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剣が振り下ろされるがスカルは右手の親指と人差し指でつまむ
反対から来た鉄拳を左手の掌で受け止める
「くっ、バカ力がぁぁ!!」
スカルめがけ銃を撃つ
弾丸はスカルの着ているコートに穴を空けた
心臓の位置に
だが倒れる気配がない
それどころか剣をへし折り
鉄拳を握りつぶし
銃の男を見て目をさらに光らせた
「ヒッ!?」
スカルは右手を握り男に向けて突き出した
その瞬間銃を持った男の頭が飛び散った
「バカな……!?
触れてないのに!?」
スカルの後ろから二刀が振り下ろされる
「よそ見してんじゃねぇ!!」
だがその刀は空気を斬った
「なっ…!?
ヤツは!?」
「後ろだ!!」
その時はもう遅かった
男の胸から手が出ていた
その手には血の滴った赤い心臓が乗っていた
まだドクンドクンと脈打っていた
「お、俺の心臓……!?」
心臓を握り潰すと同時に
男は体の力を失った
ゆっくりと手を抜き死体を投げ捨てた
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