「バ、バケモノめ……」

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「うぉぉぉぉぉ!!」 槍をスカルの頭めがけ突き出したが 目の前で止められ対峙していた その後ろから鉤爪の男が迫った スカルは槍を男ごと振り回し 鉤爪の男に横からぶつけ薙ぎ倒した スカルは重なって倒れている2人の腹を奪った槍で貫いた 「この短時間で四人も……」 酒場の扉の陰から店の主人が見ていた 「さて…俺も混ざるか」 「な、何を……?」 さっきまで座っていた椅子から荷物を背中に背負った だがそれは金属製の箱で 旅の荷物にしては大掛かりな物で動く度に 箱の中から金属が擦れるような音がしていた そんな姿を見た主人は不思議そうに声をかけた 「あ、あの……一体何を…」 「黙れ!!」 一言言い放ち店を出た
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