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俺は右肩から首に腕を回され左のこめかみに背後から銃を突きつけられた。やつの盾になるような状態だ。その格好で俺達は銀行の外へ出た。 外にはパトカーが数台止まっている。既に人々が好奇の目でこちらを眺めている。 警察がロープを張って集まり始めた野次馬を閉めだしている。 「救急車を呼べ、一人けが人が出ている」 「その人が怪我人なのか?」 「こいつはなんでもない。返り血が付いただけだ。これからそのけが人を別の客に運ばせる。取り合えず2人だけ解放する」
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