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「出席番号順じゃないって…… しかもクネクネしながら後ろってなんだよ。他に言い方ってないのか?」
「まぁ、僕たちは最後のほうだし他の生徒の紹介を参考にできるチャンスじゃないか。それに……」
「それに?」
退屈そうに言う明崎の言葉に、どこか期待に満ちた表情で陽輔は左腕を頬杖にして右手で座席のプリントをひらひらと揺らしながら目線を一つ座席をまたいだ窓際の一番後ろの空席の机に向ける。
「彼にとって遅刻は免れることはできないが、自己紹介に間に合うかもしれないじゃん」
陽輔がプリントをひらひらと揺らしているところも見て、明崎も先ほど見たプリントを見て遅刻で空席の生徒の名前を調べる。
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