夢への第一歩

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キーンコーンカーンコーン… 生徒「起立。きょ…」 トオル「遅れてすみませ~ん!!」 担任「またお前か。何回遅刻すれば気が済むんだよ…」 担任は呆れていた トオル「いやぁ~それが…」 担任「また寝坊だろ?その言い訳は聞き飽きたよ…。全く、早く席につけ。」 生徒達は失笑した 声「トオルー。またゲームでドリフトしてたのかよ?」 声の主はクラスメイトの 西山 将太 トオル「いやぁ~…みんなでドリすんの楽しくてさぁ…」 将太「やれやれ…。んで、教習所の金できたん?」 トオル「それは…」 言葉が詰まった なぜなら、歳は満たしているものの、かつてやっていたアルバイトの給料をレースゲームに費やしていた為、貯金が残っていなかったのだ… 将太「ははぁ~…さてはまたゲーセンか。」 将太が言っていた事は図星だった しかし、 トオル「べ…別に、金なんてまだ余裕だし。」 咄嗟に嘘をついた 帰り道 トオル(はぁ…将太の言う通りだよ…。アイツ免許持ってるし、通い始めてるのも増えてきてるしなぁ…あぁ…どうしよう…) トオルは焦っていた
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