秘めた想い

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「シズちゃん、 どあが壊れるからやめてよ」 「あ゙ ?」 シズちゃんは俺を確認すると、 にやり と笑って 「手前、 そこにいたんなら早く言えや」 「うん、 言いたかったんだけどさ シズちゃん、ドア蹴るの楽しそうだったから それで、 何か用 ? お茶でも飲んでく ?」 ‥なんてね シズちゃんが此処に来る理由なんて一つしかない‥‥‥ 「ちょっとイライラしててよぉ、 だから殴りにきた」 ― なんて理不尽な 0.01秒の速さできた拳を ヒョイとよけて、 「何それ ? ただの八つ当たりしてる子供じゃん (笑」 そう言って挑発する 「あ゙ぁ ? 今なんつった!?」 うーん、 シズちゃんて見事に挑発に乗ってくれるんだよな♪ だから人間って面白い ― ああ、 でも少し怒らせ過ぎちゃったみたいだね 標識引っこ抜いて向かってくるよ、 こっち あ、 よい子も悪い子も真似しちゃだめだよ☆ 「シズちゃん、 たんまたんま」 はぁー‥ もうこっちの言葉なんか耳に入ってないみたい ここは… 「逃げるが勝ちっ!」 「あっ、手前待てや!」 シズちゃんに唯一勝てること 逃げ足の速いこと☆
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