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のび太「君は……」
ドラ「僕の名前はドラえもん。呼び捨てにしてくれて構わない。未来から来た、猫型ロボットさ」
のび太「ロボットだって!?一体、何が……」
だって、これは……僕が小さい頃に想像していた妄想そのものではないか!!
ドラ「そんなことはどうでもいい。君は今、助けて欲しいと願ったね?確かにそう願ったね?」
のび太「……ああ」
ドラ「なら助けてあげよう。君が幸福を得るためには、君を今最も不幸にしている奴を殺せばいいのさ」
のび太「こ、殺すって……!?君は一体何を言っているんだッ!?」
ドラ「簡単なことさ。君は自殺しようと考えていたんだろう?
君が死ぬか、相手が死ぬか。その二択しか、君には選択肢はないのさ」
のび太「だからって、殺すなんて……」
ドラ「よく考えてみろよ。ジャイアンやスネオなんて死んだって構わない、そう思ってるんだろう?」
のび太「どうして君が!ジャイアンたちのことを知っているんだっ!?」
ドラ「肝心なことはそんなことではない。殺るか殺らないか、それだけさ」
のび太「……」
ドラ「どうするんだ?」
のび太「……やる、やるよ……やってやるさ……あんな奴ら、いない方が世のためなんだ……」
ドラ「ハハッ、それはエゴってもんだよ」
こうして……僕の復讐は始まった。
今思えば、ドラえもんとの出会ったこの時から、僕の運命は変わっていったのだろう。
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