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星一つない暗い夜道だった。
2時間ほど待って、ようやくスネオを確認した。
街へ出ていたらしく、片手には有名ブランド店の紙袋を持っている。
僕が……僕が月500円のお小遣いでやりくりしているのに、
こいつはいつもブランドの服ばかり買っているんだ!
電柱に隠れて、少しずつ、少しずつ近づいていった。
サクッ……
包丁は、思ったよりも簡単に体の中へと入っていった。
地面にスネオがバタッと倒れる。
ドラ「そう……それでいいんだよ、のび太くん……」
やった……やってやった……やったんだ、僕はやったんだ!
罪悪感よりも、大きな達成感が僕の心を占めていた。
スネオ「の、びた……」
まだ息があったようだ。
スネオを冷たい目で見下ろす。
僕の表情と、手に持った包丁で、スネオは全てを悟ったようだ。
スネオ「そ……か……ご、ごめ……んな……のび……」
彼はそのまま息絶えた。
なんでだよ……なんで謝るんだよ!!!
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