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あれから数時間後、スネオの死体が発見された。
翌日にはテレビや新聞で大きく取り上げられていた。
犯人の検討は皆目つかないらしい。
あの得体の知れない自称ロボット、ドラえもんの進言通り、指紋を残すようなヘマはしなかった。
あれから数日……僕は……どうしようもない罪悪感に苛まれていた。
そんな時、更に三日後の夜、僕は電話でジャイアンから呼び出された。
のび「……僕だって、バレてるのかな?」
ドラ「知らねぇよ。それで、どこに呼び出されたんだい?」
のび「裏山さ。昔、いつも一緒に遊んだんだ」
ドラ「そりゃいい!絶好の殺るチャンスだぜ!!」
のび「……でも、僕はもう……」
ドラ「こんな時は……金属製バットォ?♪」
のび「……これで殺れって?冗談言うなよ」
ドラ「案外殺傷能力は高いんだぜ、後頭部思いっ切りぶん殴れば一発さ」
のび「でも……」
ドラ「オイオイ、今更怖気づいたのか?ビビってんのかよ」
のび「……分かったよ、やるよ、やってやるさ」
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