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ジャ「なんか危ないことに巻き込まれたんだろうか……。
のび太、お前がどう思ってるかは知らねぇが、俺たちはガキの頃からの付き合いだ。
俺はお前のことを親友だと思っている。なんかあったら、いつでも俺を呼べよ。
すぐ助けに行くかんな!」
僕はショックだった。
ジャイアンがこんなことを言うなんて、思ってもみなかったから。
ジャ「お前、ケータイ持ってたよな?
一応俺のアドレスと電話番号教えておくから、なんか危ないと思ったら、すぐに俺に電話しろ。いいな?」
のび「……うん、分かった。
でも僕、ケータイの使い方よく分からないから、アドレスの登録はジャイアンがしてくれないかな?」
ジャ「おう。……安心しろよ、お前には、いつだって俺と……俺と、スネオが、ついてんだからよ……」
僕のケータイを涙目で操作するジャイアン。
……殺るなら、今だ。
でも殺してしまっていいのだろうか?
こんなに自分のことを思ってくれているのに?
ドラえもん(??オイオイ、今更怖気づいたのか?)
……いまさら、何を言っているんだ、僕は。
もう後には退けない。第一、こいつには何度も泣かされてきたじゃないか。
さぁ……行こう……。
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