リアルドラえもん

20/25
52人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
出来杉「のび太くん、それで、剛田く……ぐっ!……何を……」   のび「あれぇ?外れちゃったよ。でも鎖骨はイっちゃったみたいだね」   ドラえもんの言う通り、金属バットっていうのは思った以上に強力だった。   しずか「の、のび太さん……あなた、一体何を……」 のび「これはね、粛清なんだ、天罰なのさ。ねぇ、ドラえもん?」   ドラ「アーッハッハッハ!言うに事欠いて天罰ときたか!相当頭イっちゃってるんだな、のび太くんよぉ!」   しずか「ドラえもん……?のび太さん、これは一体……」 のび「はいはいはいはいもういいよ。穢れた君からはもう何も聞きたくない。死ねばいいんじゃないかな」   出来杉「そうは、させない!」   いつの間にか立ち上がっていた出来杉が僕の腕を掴む。   必死に振りほどこうとするが、なかなか力があってうまくいかない。 そこで僕は、念のためにと持ち歩いていた包丁を取り出し、出来杉のふとももをさしてやった。   出来杉「ぐわあああああ!!!!」   しずか「出来杉さんっ!!!」   のび「僕のしずかちゃんに手を出すからこうなるんだよ……さぁ、しずかちゃん、君もすぐに、楽にしてあげるからね……」 しずか「いや……やめて……」   のび「穢れの知らない君に戻してあげるだけさ。さぁ、怖がらないで……」   しずか「一体どうしたの?優しかったのび太さんはどこへ行ってしまったの?」   のび「優しかった……?ふざけるなァ!!!この偽善者が!!!!!」 僕が包丁を振り上げた、その時だった。   ???「そこに誰かいるのかっ!?」  
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!