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出来杉「のび太くん、それで、剛田く……ぐっ!……何を……」
のび「あれぇ?外れちゃったよ。でも鎖骨はイっちゃったみたいだね」
ドラえもんの言う通り、金属バットっていうのは思った以上に強力だった。
しずか「の、のび太さん……あなた、一体何を……」
のび「これはね、粛清なんだ、天罰なのさ。ねぇ、ドラえもん?」
ドラ「アーッハッハッハ!言うに事欠いて天罰ときたか!相当頭イっちゃってるんだな、のび太くんよぉ!」
しずか「ドラえもん……?のび太さん、これは一体……」
のび「はいはいはいはいもういいよ。穢れた君からはもう何も聞きたくない。死ねばいいんじゃないかな」
出来杉「そうは、させない!」
いつの間にか立ち上がっていた出来杉が僕の腕を掴む。
必死に振りほどこうとするが、なかなか力があってうまくいかない。
そこで僕は、念のためにと持ち歩いていた包丁を取り出し、出来杉のふとももをさしてやった。
出来杉「ぐわあああああ!!!!」
しずか「出来杉さんっ!!!」
のび「僕のしずかちゃんに手を出すからこうなるんだよ……さぁ、しずかちゃん、君もすぐに、楽にしてあげるからね……」
しずか「いや……やめて……」
のび「穢れの知らない君に戻してあげるだけさ。さぁ、怖がらないで……」
しずか「一体どうしたの?優しかったのび太さんはどこへ行ってしまったの?」
のび「優しかった……?ふざけるなァ!!!この偽善者が!!!!!」
僕が包丁を振り上げた、その時だった。
???「そこに誰かいるのかっ!?」
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